国家を統治するとは何か。
私たちはそれを政治と呼び、制度や選挙の問題として捉えてきた。
しかし、それだけで国家は成り立つのだろうか。
国家には、資源の配分がある。
財政、人材、エネルギー、時間。
これらをどこに振り向けるのか。
それは単なる政治判断にとどまらず、経営の問題として捉えることもできるのではないか。
また、国家にはルールの設計がある。
市場をどう位置づけるのか。
民間に何を委ね、何を国家が担うのか。
そして何より、国家には長期の方向性がある。
10年、50年、100年という時間軸の中で、どこへ向かうのかを定める必要がある。
これらを一体として捉えたとき、
国家は「経営」という側面を持つ存在と考えることもできるのではないだろうか。
では、その経営は誰が担うのか。
この問いは、避けて通ることのできない問題である。